脱毛の仕組み
医療脱毛とは、医療機関でしか取扱いできない高出力のレーザーを使って脱毛する施術のことを言います。
「毛の黒い部分に反応し、熱エネルギーで成長期の毛根や毛乳頭を破壊する」のが脱毛の仕組みです。
ただし一度で照射できるのは”成長期”の毛だけですので、一気にすべての毛をなくすことはできません。一度照射したら次の成長期の毛が生え揃うまで待ち、再度照射を繰り返すことで半永久的な脱毛効果が期待できます。
毛周期について
毛は『成長期→退行期→休止期』と3つのサイクルで生え変わっており、このサイクルを「毛周期」と言います。
医療レーザー脱毛では、メラニン(黒色)に反応したときの熱エネルギーで毛母細胞を破壊するため、攻撃が有効なのは”成長期”のみです。
毛周期は部位ごとに異なり、周期が早い部位で1〜2ヶ月、長いと1〜2年かかる部位もあります。
医療脱毛と美容脱毛の違い
レーザー脱毛は医療機関でしか行なえないため、エステで行う美容脱毛では光脱毛を採用しています。これが医療と美容の大きな違いです。
光脱毛では毛根や毛乳頭を破壊するわけではないので、あくまでも抑毛程度の効果しか得られません。
もちろん脱毛直後は一時的に減毛し、自己処理の頻度も減ります。しかし時間が経つとまた毛が生えてきてしまうので、一生通い続けなければいけません。
中には美容脱毛でも毛が生えなくなる方もいますが、永久脱毛が認められているのは医療脱毛のみです。
施術の流れ
まずはカウンセリングと医師の診察を行います。リスクや副作用についてご説明させていただきます。
初回の施術予約をいただき、次の要領で施術を進めていきます。
① ご希望の箇所へ専用のジェルを塗り、レーザーを照射していきます。
② 比較的痛みの少ない機種を使用しておりますが、痛みが我慢できない場合はお声がけください。
調整して照射いたします。
③ 照射完了後はジェルを拭いてご帰宅です。
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紫外線対策は必須!
日焼けすると、レーザーによるヤケドのリスクが増加します。
また十分な出力で照射ができず、治療回数が増えます。 -
毛の処理は抜かずに、シェーバーで!
毛根がない状態では照射しても効果がありません。 -
十分な保湿を!
治療期間中は肌が乾燥しやすくなります。
想定される副作用
短期的な副作用
熱傷(やけど)
毛包炎(おでき、にきび)
内出血
照射部位の赤み、かゆみ、痛み
長期的な副作用
色素沈着
色素脱出
硬毛化(毛が太くなる)
瘢痕化(傷あとが残る)
意図しない脱毛